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やっぱり当たった鍛冶屋の予想

テレビのお正月の時代劇は毎年見るんですが、今年は8代将軍吉宗でした。

7代将軍が急死して8代将軍を御三家から選ぼうということになるんですが…

御三家というのは水戸、尾張、紀州をいいますが、水戸の殿様は既に高齢でさらさらなる気がない。

尾張で紀州の殿様が名乗りをあげるんですが、まず紀州の殿様が 江戸城に呼ばれます。

紀州の殿様はいやいや将軍などその器にあらずと言って、謙虚さを見せて紀州に帰ります。

ただ紀州の殿様はなかなか行動的でそつがない。

大奥のお局や、老中クラスにつけとどけを行います。幕府財政の立て直しの計画案も話します…

次に尾張の殿様が呼ばれます。

この殿様江戸へ向かう時、よく予想が当たるという鍛冶屋の前を通ります。

そうすると刀を金槌でうつ音が聞こえます。「テンカントン、テンカントン」と音がします…

これは間違いなく天下をとれるぞ。テンカントンとは天下をとりなさいという「み仏」の声に違いない。

大喜びの殿様は江戸城へ入って、もう8代将軍になったかのように振舞います。

ところが老中会議の決定で8代将軍の座は紀州の殿様になってしまいました。

尾張の殿様は落胆し、なんだあの鍛冶屋全然当たらないじゃないかと思い、江戸からの帰り文句を言おうと思い、又、鍛冶屋の前に来ました。

するとやっぱり「テンカントン、テンカントン」という音がします。

どうして天下をとれなかったのかと思った瞬間、こんどは刀を油に入れる音がします。

刀を油に入れるとキシュー、キシューとうなったので、尾張の殿様、この鍛冶屋に小判100枚を与えたそうです。

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